All About Me

Monday 9 May 2011

憧れだけの恋なんて、きっと長くは続かない

大好き、と 伝えた所で何が変わるだろう。
誰よりもあなたを好きなのは本当。それはずっと変わらない。
だからこそ、思うの。私とあなたじゃ釣り合わない。
もっと素敵な人がいるでしょう。花のように歌うように。
私の知らない誰かの隣で
あなたは笑っていて、最高の恋愛をしていてと
言ったら悲劇のヒロインみたいに 少しは美しくなれるだろうか。
最初に目が合ったのがあなただったから、と言っても過言ではないかもしれない。
憧れを勘違いなんて、あまりにも有り触れた理由で。
届かないと信じきっていた背中が突然振り向いて、私に向かって手を差し伸べて、振り払う理由も余裕も見当たらなかった。
そうやって、気づいたらあなたの罠の中。
助けてと言葉にしても、優しすぎる空気に飲まれて消えてしまう。

どんな恋愛を望んでいたのかは、もうとっくに忘れた。
あなたが導くほうへしかいけない。選択肢がここにしかない。
与えられて、幸せを感じて、求める未来も大してないままあなたに心奪われてゆく。
なんだか安っぽい恋をした気がしていた。

馬鹿みたい、言葉にしても何も変わらない。
ただ、あなたが私を好きで、そんなあなたを私は好きで。
いつまで続くのかもわからない、ただ日々の充足感、ひどく薄っぺらい物でつながっている私達と、私達の明日。
私じゃなくてもいいんじゃないの、なんて
尋ねてしまったらその日が終わりのような予感もする。

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